ロシア旅行記①ウラジオストク
[↑ウラジオストクの港。ガイドブックに書いてある通り確かに横浜と若干雰囲気が似ている気がした]
ロシア行ってから4カ月以上経ってしまっている。すぐブログを書こうと思ってたのに日々の多忙に完全にやられてしまった…
ロシアに行ってみたいと思ったのは、妹が学生時代に一人旅で行って、えらい楽しんできたそうでその土産話に私も興味を惹かれたから。
幼少期以来、海外はすっかりご無沙汰していた。私もいずれ一人旅したいと思ってはいたものの、いきなり10数年ぶりの海外が一人旅なのもハードルが高いからまずはふたり旅で海外の感覚に慣れようと計画。
結論だけ言えばその目的は無事に果たされた感がある。今年の9月には一人でドイツに行こうと考えている。航空券手配も宿泊先手配も自分でやれるようになって、こうやって少しずつ世界を広げていけるんだなと実感している。
さて、ロシアに関して言えば…
2019年2月17日〜3月9日までの約2週間半以上にわたる旅だった。ひたすらコスト削減を目指して、食事のつかない安ホステルを選んだ。(実際日本からしたら信じられないくらい安い)
そして現地のスーパーで食料調達するという初めての経験、しかも乗車予定のシベリア鉄道ではシャワーがないという、日本での暮らしから言ったら異常事態な旅を体験した。
これで言語も通じなかったら行くのを躊躇するところだけど、幸いロシア一人旅を体験済みの、それなりにロシア語ができる強力な助っ人がいたおかげで、だいぶ安心して旅を楽しめそうと確信。大変なこともあったけど実際、とても楽しかった。
ビザやバウチャー(ロシア行きには必須アイテムの滞在許可証)、飛行機、ホステル予約などはロシア専門の旅行会社よろしく、全て妹がしてくれた。大変ありがたい。本人曰く「使っていないからかなり忘れてる」というけれど、私からしたらロシア語でちゃんとチケット買い直し等々ができるあたり、忘れているようには見えなかった。
[↑10数年ぶりの、海外への玄関口!]
[↑プロペラ機?!]
最初は成田からウラジオストクへ。搭乗時間は2〜3時間ほどだった。沖縄行くのと同じか、それより近いかぐらい。私たちは計算を間違えてギリギリに成田に着き(笑)、急いで搭乗手続き等してから飛び乗って、ウラジオストク空港に着いてからシベリア鉄道の発着駅であるウラジオストク駅までバスで1時間ほどかけて向かった。そう、同じ市内でも空港から駅までそれぐらいかかってしまう。
私自身は乗り物に強くなくて、飛行機でも着陸と離陸時に吐き気を催してエチケット袋を取り出そうかと思ったぐらいだった。まあそういう事態にならなくて済んで良かったけど。だから初日はかなり疲れてしまった。機内がやたら温度高いせいもあったかもしれない。
[↑空港から約1時間のウラジオストク駅。思ったより小さかった]
とりあえず駅近くのホステルでチェックインして、少し休んでからふたりで近くのスーパーでその日と翌朝の食料を買う。実家でも、食事付きの宿泊施設でも、待ってれば食事が出てくるってのは、本当に贅沢なことなんだなあとしみじみ。
[↑朝ご飯に調達したパン、ヨーグルト、プルーンなど。乳製品がとても濃厚で美味しかった!]
次の日はノープランだった。だから10時過ぎまで寝て、のろのろと起きてご飯食べてから正午に出かけた。ノープランの割にはいろいろ体験できた。凍った海の上を歩いたり、ピロシキを食べたり、港を見たり、アーケード街を散歩したり。港を見ている時にロシア正教会を見つけて行ってみたけど改築中だったので中には入れず。
[↑凍った海。不凍港を求めて南下していたロシアの歴史を思い出す]
[↑その海の上で立っている私w]
[↑改装中だったことが判明した教会]
ウラジオストクはやたら坂道が多かった。「地球の歩き方」をチラ見した時に、神戸や横浜と似ているという記述を発見した。確かに言われてみれば、そんな感じがしなくもないかなと。とにかくロシアの港町っぽい、素敵な雰囲気だった。おじいさんが座っているベンチに私たちが座ると話しかけてくれるし、お店の人も、こちらがきちんと挨拶すれば雑談をしてきてくれる(ただしロシア語限定w)。アジア的ないい雰囲気を垣間見たような気がした。
もしかして、自分もほんの少しだけでもロシア語できたらもっと旅行を楽しめるのでは?と思ったけど、まあなかなか難しい。さすがに最低限の挨拶は覚えたが、そのあとのやりとりができない。仕方ない、その辺は大人しく妹に任せよう(笑)
[↑ウラジオストクの街角で。渡辺直美さんがこんなところに…!]
[↑ウラジオストクの街並み]
三日目の早朝、シベリア鉄道に乗り込むためにホステルをチェックアウトして駅舎へ急ぐ。ところがウラジオストク時間で書かれている発車予定時刻をモスクワ時間と勘違いしていたため、その電車を既に逃してしまっていたことが判明。妹が慌てて買い直してくれたおかげで、追加料金を6000ルーブル払ったのみでどうにか事なきことを得た。ただ、乗る電車がその日の深夜12時51分発になってしまったからそれまで暇になってしまった。ホステルに戻って事情を説明したら快く居させてもらえることになった。こちらも追加料金をいくらか払うことになったとはいえ、ホステルのWi-Fiも使えるし、仮眠をとることもできるし、かなり助かった。
[↑ホステルの部屋。他にもこの部屋にはこんな感じの二段ベッドが2つあった]
そんなこんなで深夜になり、今度こそ鉄道に乗り込むことができた。急いで荷物を整理し、次の朝ちゃんと顔洗ったり歯磨きできるようにし、食料も出しやすいようにしてから、貴重品などをベッドに置いてから一息ついて就寝。
さて、次の記事は7日間かけてユーラシア大陸横断の旅。