なよなよブログ

旅行と書評と音楽と、仮住まいの寄留者

ロシア旅行記③モスクワ

【1日目】

    まず私たちはタクシーでホステルに向かった。ホステルでチェックインして、シャワー浴びて洗髪した。7日ぶりのシャワー。本当にさっぱりしたしスッキリできた。そろそろお風呂が恋しくなってくるけど、熱々のお湯がちゃんと出るので、どうにかなっている。

 

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[↑アルバート通り]

 

    身体も洗って洗いまくって服もホステルで洗濯に出して着替えて、さっぱりしたところでアルバート通りに繰り出した。アルバート通り、なかなか面白い。カフェ・ムームーという所でお昼ご飯を食べる。お肉、久しぶりでとても美味しかったけど、歯を使う食事をあまりしてなかったせいか、噛むのに結構疲れた。

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[↑↓カフェ・ムームー。妹曰く、チェーン店だそうw]

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[↑ロシアでのボルシチ第1号。思ったより少し甘い]

 

    夜はVarenichnayaというお店で夕飯を食べる。店員はカザフスタンキルギス系が多かった。こちらもどうやらモスクワ近辺を展開するレストラン。

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[↑ロシアではボルシチを飽きるまで食べようと決心!その第2号]

 

    アルバート通りの近くのホステルに泊まったが、立地の割にそんなにうるさくなく、ホステル内もそんなに泊まり客が多くなかったせいか静かで、ゆっくり休むことができた。


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[↑ホステルの受付とロビー。朝ご飯はここで食べる。スーパーもすぐ近くにあった]

 


【2日目】

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[↑ヴェルニサージュ市場の入り口。ここに写ってる車の汚さはロシアでは当たり前のようによく見かけたw人々はあまり気にかけないらしい]

 

 

    モスクワにいる間にヴェルニサージュという市場に行きたかった。妹曰く、そこらへんのお土産屋より全然面白いものが売ってるし、安いとのこと。水曜日の午前中が一番賑わってるらしい。午後には店じまいをする人が増えるから行くなら絶対午前中だ。


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[↑ヴェルニサージュ。ポグロフスキー聖堂の形をしたオルゴール、私もお土産に買ってきた]

 

    行ってみると本当にいろんなものが売ってた。ただ、観光客には450ルーブルで売ってロシア人には350ルーブルで売る人を妹が聞いてしまったらしく、観光客をある程度区別してるんだなという印象。やっぱりロシア語がわかると得なのかと改めて思った。


    気を取り直してヴェルニサージュではご飯をたらふく食べた。

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[↑シャシリクという肉の料理(私は牛肉を頼んだ)。野菜がピリ辛だったけどお肉が美味しすぎて死亡w]

 

    ちょっと回り道してからあの有名なポグロフスキー聖堂へ。

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    中では修道士のような身なりをした男性が3人アカペラで聖歌を歌ってた。どう言葉で表せばいいか分からなかった。言葉を失う美しさとはこのことかと思わされる。

    あれは一生に一回は聴くべきだと思う。東方正教会は楽器を使わず、全てアカペラだというが、初代教会の時代だってきっとそうだったに違いない。カタコンベで初期のクリスチャンたちが礼拝していた時代が目の前に広がった気がした。

 

    そして赤の広場。カザンの聖母聖堂でろうそくを立てる。(こちらは敢えて写真は撮らず)

 

    夜はCafe Pirosmaniでジョージア(グルジア)料理を食べる。スルグニチーズ美味しかった。

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[↑左側にあるのがスルグニチーズ。まだメインが来る前なので真ん中は空っぽw]

 

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[↑これがメイン。白身魚と野菜のたっぷり入ったスープ。肉を食べ過ぎた感が個人的にあったので節制。これもとても美味しかった!グルジア料理、なかなかいけそうな予感]

 

 

    そう、モスクワでは地下鉄をたくさん利用した。日本のメトロを想像した私がバカだったとつくづく思わされた光景がこちら。

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[↑ホーム]

 


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[↑駅構内。どこの宮殿?]

 


【3日目】

    この日は少し遅くまで寝て睡眠時間を確保。疲れる旅だけはしたくなかった私たちはなるべく無理ない範囲で行動した。とはいえ、せっかくのモスクワ滞在、色々楽しんだのも確か。

 

    レーニン廟に行きたくて赤の広場まで再び行ってみたが改装中か何かで4月まで開かないとのことでダメで、救世主キリスト聖堂に行く。

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[↑レーニン廟の入り口]

 

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[↑救世主キリスト聖堂]

 

    基本的にあまり教会内では写真は撮らないようにしていた。どうしても気に入った一風景があれば撮っていたが。例えばこちら。

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[↑救世主キリスト聖堂の天井。天上への人々の祈りを感じる]

 

    ロシアの人々は物凄く信心深い。イコンの前にろうそくを立てて十字を切ってお祈りするロシア正教会の習慣を目にする事がとても多かった。そう、ほとんどのロシア人はそれをやっていた。イコンの前を通るたびに十字を切って歩いたりする人も多かったのがとても印象的だった。

    そして女性は100%かぶり物をして聖堂に入るのが習慣だ。カトリックもそうだけど、おそらく新約聖書中のコリントの信徒への手紙I 11章2〜6節あたりから来ているのだろう。

 

    そしてボリショイ劇場近くの小さな劇場で現代風のオペラを観てみる。英語字幕がない原語オンリーだったので厳しかったがなかなか面白かった。

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[↑ボリショイ劇場。いつかここで何か鑑賞してみたい!]

 

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[↑ロビー。仕事帰りの人が多い印象だった]


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[↑客席。映画館みたいな感じがしたw]

 

【4日目】

    さて今日の夕方にヤクーツクに向けて出発するのでその準備。ヤクーツクへの移動手段は飛行機しかないので、再びモスクワのシェレメチェボ空港へ。

 

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[↑飛行機から見たモスクワの夜景]

 

    モスクワで止まったホステル、とても居心地が良かった。ウラジオストクでは8人部屋で、私たち含め7人が同じ部屋に宿泊していたが、モスクワでは2人部屋でのんびり過ごすことができた。

 

    モスクワは盛りだくさんでとても面白い街だったがひとつだけ気に食わないことがあった。そう、本当にひとつだけ。

   

    私には食物アレルギーがあって、妹が私のために「これは何が含まれているか」とか色々聞いてくれた。快く教えてくれたお店もあったし、店員がわさわさと集まってきて「うーん、入ってないと思うけど」「いや入ってる!」と真剣に話し合う場面も見てちょっと可笑しいながらも嬉しくなった時もあった。

(ちゃんと成分表示確認しろという話ではあるがwそこのお店では話し合いの結果「念のため食べない方が良い」と言われたw)

 

    しかし、中には面倒くさそうに「知らない!分からない!」って言って、嫌な顔を隠そうともしなかった店員もいた。基本的にはぶっきらぼうなロシア風接客wに慣れてきた頃だったから、単にぶっきらぼうなら何でもなかった。ただアレルギーの事は別問題。こちとら命がかかってんのよ。あなたの判断ミスで私がアナフィラキシーにでもなったら責任とれないでしょ?だからこうやって聞いてるのに!

 

 

……とまあ思ったりして、、とりあえず食物アレルギーに対する人々の圧倒的な知識不足を感じた。

(なのでアレルギーをお持ちの方は、釈迦に説法だとは思うけど、ぜひ覚悟と心構えをしっかりお持ちになって海外へ行くべし。私は次回からは反省と防備を兼ねてエピペン持参する!!)

 

   さあ、次は永久凍土の地へ!!今回の旅のメインはここから